NISAって何??制度について解説!

個人が資産形成を始める際、何から始めればいいか、どう始めればいいか悩んでしまう方もいるでしょう。
そんな時は国がオススメしている制度を利用して資産形成の第一歩を踏み出しましょう!
しかし、そもそもNISAがなんなのかわからなければ投資なんて出来ませんので、
今回はNISAってなに?というところを解説できればと思います!

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NISAってなに?

そもそもNISAとはイギリスのISA(Individual Savings Account=個人貯蓄口座)という制度をモデルにしたものです。
ISAの日本バージョンのということで、NISA(Nippon Individual Savings Account)と呼ばれています。

誤解されている方がいますが、NISA自体はただの口座です。
買うことができる商品ではありません!

そして、さまざまな金融機関でNISA口座を開設することができます。
イメージとしては銀行口座みたいな感じです。
ただ銀行口座と違って、お金を預けておくのではなく、株や債券といった金融商品を預ける口座です。

NISAのどこが素晴らしいのかと言いますと、
NISA口座以外購入した株式、投資信託、債券等が購入金額より価値が上がった状況で売却した際に、得た利益には本来税金(所得税15.315%・住民税5%)がかかってしまいます。
しかし、NISA口座で購入することで利益にかかる税金を”ゼロ”にできるという素晴らしい制度です。

NISAの種類について

NISAは3種類あります。

  • NISA
  • つみたてNISA
  • ジュニアNISA

以下でそれぞれの特徴を説明します!

NISAの特徴

NISAは2014年1月にスタートした個人投資家のための少額非課税投資制度です。

特徴は、

・日本在住で20歳以上の方であればだれでも口座開設可能
・一人1口座まで・・(ア)
・年間非課税投資枠 120万円・・(イ)
・非課税期間 5年・・(ウ)
・〜2023年まで積立て可能(2024年からは新NISAという制度に変更され2028年まで積立て可能)

(ア)一人1口座しか開設することは出来ませんし、NISA、つみたてNISAの口座を同時に使うことは出来ません。
ただし、申請することで、1年毎にNISA⇔つみたてNISAの口座を変更することが出来ます。

(イ)年間に買える金融商品の限度額は120万円です。購入してから売却したとしても非課税枠は売却分復活すことはありません。
仮に、120万円を使いきれなかったとしても、残額は翌年に繰り越すことは出来ません。

(ウ)例えば2021年に購入した株は2025年まで利益にかかる税金はゼロです。
2022年に購入した株は2026年、2023年に購入した株は2027年まで利益にかかる税金がゼロです。

つみたてNISAの特徴

つみたてNISAは2018年1月にスタートした個人投資家のための特に少額な非課税投資制度です。

年間に積立てられる金額は少額ですが、長期・分散をメインにしたNISA口座です。

特徴は、

・日本在住で20歳以上の方であればだれでも口座開設可能
・一人1口座まで・・(ア)
・年間非課税投資枠 40万円・・(イ)
・非課税期間 20年・・(ウ)
・〜2042年まで積立て可能
・長期の積立てに適した投資信託しか購入出来ない・・(エ)

(ア)一人1口座しか開設することは出来ませんし、NISA、つみたてNISAの口座を同時に使うことは出来ません。
ただし、申請することで、1年毎にNISA⇔つみたてNISAの口座を変更することが出来ます。

(イ)年間に買える金融商品の限度額は40万円です。購入してから売却したとしても非課税枠は売却分復活することはありません。
仮に、40万円を使いきれなかったとしても、残額は翌年に繰り越すことは出来ません。

(ウ)例えば2021年に購入した投資信託は2040年まで利益にかかる税金はゼロです。
2042年に購入した株は2061年まで利益にかかる税金がゼロです。

(エ)つみたてNISAでは投資信託しか買うことが出来ません。さらに、購入可能な投資信託は金融庁の厳しい基準をクリアしたものに限られます。
投資信託とは、複数の株が一つにまとめてセット品として販売されているもので、株の選定、運用は販売会社が行っています。そのため購入者は販売会社に対して毎年手数料を払う必要があります。

ジュニアNISAの特徴

ジュニアNISAは2016年1月にスタートした未成年を対象にした少額投資非課税制度です。

特徴は、

・日本在住の0歳〜19歳の方
・一人1口座
・年間非課税投資枠 80万円・・(ア)
・非課税期間 5年・・(イ)
・〜2023年まで積立て可能
・口座管理は本人の二親等以内の親族しかできない
・本人が18歳になるまで原則引き出しできない

(ア)年間に買える金融商品の限度額は80万円です。購入してから売却したとしても非課税枠は売却分復活することはありません。
仮に、80万円を使いきれなかったとしても、残額は翌年に繰り越すことは出来ません。

(イ)例えば2021年に購入した株は2025年まで利益にかかる税金はゼロです。
2022年に購入した株は2026年、2023年に購入した株は2027年まで利益にかかる税金がゼロです。

まとめ

今回はNISAについて制度をまとめてみました。

これを知った上で、どういうマインドで投資を進めていけばいいのかを別の記事で書いていきたいと思います!

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